本研究では、室内環境質を維持した適切な省エネルギーを実現するために空調設備に関するコミッショニングを実施し、以下のような研究成果が実証された。
熱源システムシミュレーションを作成し、実績値との比較による精度検証を行い、一定の再現性が確認された。BEMSデータおよび熱源システムシミュレーションによって熱源台数制御、冷却水設定温度、フリークーリング稼動条件について改善案を提案した。
熱源台数制御に関する改善案を実運用に反映し、その効果について事後検証を実施した。省エネルギー率は、改善前比で平日約16.4%、休日約10.8%となった。冷却水設定温度に関する改善案を実運用に反映し、その効果について事後検証を実施した。省エネルギー率は、約5.3%となった。フリークーリング稼働条件に関する改善案を実運用に反映し、その効果について事後検証を実施した。省エネルギー量は、1時間あたり160kWhとなった。性能改善手法導入効果について検証した。性能改善手法により、1次エネルギー219.7MJ/m2/年、CO2 12.4kg-CO2/m2/年、ランニングコスト229万円/年の削減と試算された。

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