建材から放散されるVOCs(揮発性有機化合物)の測定法として、ADPAC(ADvanced Pollution and Air quality Chamber:放散試験チャンバー)を用いたチャンバー法がJIS(日本工業規格)において規格化された。ADPACやFLEC(Field and Laboratory Emission Cell:小型セル)のようなアクティブ法は精密な測定法として位置づけられている。しかし、これらの方法はポンプ作動時の騒音、装置自体が重厚であることなどが問題になることがある。これらの問題を解決するためにADSEC(Advanced Diffusive Sampling Emission Cell:簡易測定用パッシブ測定器)と拡散サンプラーを用いて放散量を測定する、新たなパッシブ法を開発した。本研究においては、VOCsの放散量をADSECとADPAC(容量:20L)を用いて測定し、パッシブ法の精度を検証した。その結果、アクティブ法とパッシブ法のどちらの方法においても、同様の減衰傾向が確認された。