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#1 net-ZEHとは?

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【net-ZEHとは】

 

『net-ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)』という言葉を聞いたことはありますか?「ネット・ゼロ」とは、合計でゼロという意味なので、『net-ZEH』は使うエネルギーが合計でゼロになる家、という意味になります。

 

これは、普段生活をする家で使うエネルギーをゼロにしてしまう、という意味ではありません。なぜならば、家でくらしていく中で、冷房や暖房、照明、家電などを使うためにはエネルギーは欠かせないからです。もちろん技術が発展していなかった古代の人は電気エネルギーを使わない生活をしていたので、彼らのようにくらすことは不可能ではありません。しかし、より良い技術を使うことで、もっと快適で健康で安全な生活を送ることができるのです。

 

では、使うエネルギーが合計でゼロになる家とは具体的にどのような家なのでしょうか?簡単に説明すると、生活の中で使うエネルギーをその家で作ってしまう家のことです。太陽の熱や光、風などの自然にあふれているエネルギーを使って、うまく風や光を家に取り込んで冷房や照明の代わりとして使ったり、太陽光発電システムでエネルギーを実際に作ったり、家そのものの性能を上げるなど、ほかにもいろいろな方法があります。このように、普段使うエネルギーの量を減らしながら(省エネ)、自分の家でエネルギーを創ることで(創エネ)、「省エネ後の必要なエネルギー」=「創られたエネルギー」となり、エネルギーを自給自足できる家が理論上では完成します。

 

なぜ理論上なのかと言いますと、真夏や真冬は冷暖房などに必要なエネルギー量がどうしても増えてしまうからです。増えてしまうと、自分の家で作ったエネルギー量を超えてしまうので、電力会社から足りない分のエネルギーを買わなくてはなりません。そこで、「ネット・ゼロ・エネルギー」のからくりが登場します。普段私たちは電力会社からエネルギーを買っていますが、逆に、太陽光発電システムを使って家で発電したエネルギーを電力会社に売ることができる制度があります。電力会社にエネルギーを売ることは、「エネルギーを返した」と捉えることができるので、真夏や真冬で電力を買ってしまっても、春や秋などに発電したエネルギーでその分を返すことで、「合計でゼロ」の考え方が成り立つのです。

 

そもそも、『net-ZEH』を目指すことにはどのようなメリットがあるのでしょうか?わたしたちが普段使っているエネルギーは、電力会社からお金を出して買っています。また、電力会社は、火力発電・水力発電・原子力発電などのいろいろな方法でエネルギーを創っていますが、例えば石炭火力発電を行うと、太陽光発電を行う時の20倍以上のCO2が排出されてしまいます(参考:関西電力)。これは地球温暖化にもつながるので、環境にはあまりよくありません。CO2排出量が太陽光発電とほぼ同等の原子力発電は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の事故でもあったように、危険が伴います。さらに、災害時などに発電所が止まってしまった場合、停電してしまうなど生活に影響を与えてしまいます。それ以外にも、自然の光や風を家に取り入れることで、快適性や健康性が上がるとも言われているのです。

 

このように、自分の家でエネルギーを創れたら、電気代も少なくなり、環境にも良く、災害時も安心!ということになります。メリットがたくさんあるのです。しかし、快適性や健康性を損なわずに『net-ZEH』を創るためには、いろいろな技術の連携や設計の工夫など新しいアイディアが必要なのです。その新しい『net-ZEH』を創るために、わたしたちは試行錯誤しながら活動を進めています。