東日本大震災以降の建築を取り巻く状況の変化により、ZEB・ZEH化への要求が高まっている。本委員会では、単なる機器効率の向上ではなく、設計条件から新しい空調システムまでの一連の提案を行なうことを目的として設置された。建築物の本来の目的は快適性・健康性・知的生産性の向上であり、26℃、50%RHに代表される現在の設計条件を満足させること自体が目的ではない。ZEBに関しても単なる省エネビルではなく、居住者の満足度が高いビルであるべきである。
本シンポジウムでは、放射空調やヒューマンファクターを考慮した空調など、様々な新しい概念やアプローチを中心に、ZEB時代の空調設計条件とそれに適応する空調システムについて委員会での検討結果を報告する。

主 催: 空気調和・衛生工学会
協 賛:東京海洋大学 海洋科学部海洋環境学科海洋科学系海洋環境学部門 亀谷研究室
開催日:平成27年11月10日(火) 13:25~17:30(受付開始13:00~)
会 場: 東京海洋大学 楽水会館大会議室
〒108-8477 東京都港区港南4-5-7 東京海洋大学
品川キャンパスhttps://www.kaiyodai.ac.jp/info/37/38.html
※図中の22番建物
交 通:品川駅 港南口より徒歩約10分
定 員: 150名(先着順)
参加費:正会員 3,000円 一般 5,000円 学生1,000円
(当日支払いのみ、消費税・資料代含む)
※本催しは賛助会員企業に所属されていても、正会員でない場合は一般となります。
プログラム
主旨説明/田辺新一(早稲田大学)

設計条件の背景
(1)新設計条件とは/中野淳太(東海大学)
(2)室温の歴史的変遷/田辺新一(前出)
(3)新たなる設計条件?ウェルネス指標とは/小野島一(大林組)
(4)快適と受容の関係性/野部達夫(工学院大学)

新設計条件適応空調システム事例 自然換気・タスク空調
(1)自然換気・ハイブリッド空調の設計条件/山本佳嗣(日本設計)
(2)タスク・アンビエント一体型空調吹出口の開発/秋元孝之(芝浦工業大学)
(3)ZEB改修建物へのクールチェアの導入/今成岳人(東京ガス)
(4)オストラコンによる受容度評価とは/鵜飼真成(工学院大学)

新設計条件適応空調システム事例 放射空調
(1)研究所のコンプレッサーレスZEB改修/岡崎俊春(三建設備)
(2)放射利用空調の最新事例と今後の展開/堀川晋(日建設計)
(3)テナントビルでの放射空調への挑戦/安田健一(三菱地所設計)
(4)大学教室での放射空調への挑戦/織間正行(久米設計)

質疑応答

総合討論 司会:角晴輝(竹中工務店)

総括:亀谷茂樹(東京海洋大学)

空気調和衛生工学会:http://www.shasej.org/