第7回建築設備シンポジウム 「環境建築の最新性能について考える」

温暖化ガス排出量削減に向けて建築に必要な環境配慮・省エネルギー性能もますます高度化が進むなか、より高性能な「環境建築」の実現を目指し、各方面で積極的な取り組みが展開されつつある。ゼロエミッション建築、持続可能建築、グリーンビルディング等、ひとえに「環境建築」といってもその関係する分野は多岐に渡っているし、問われている。環境配慮・省エネルギー性能には、安全・安心はもちろんのこと、機能性・快適性・生産性・満足感とともに地球環境や都市環境の視点からの環境共生特性など多様な視点が含まれる。 このような背景により、はじめに、最近、話題となっている実在の“環境建築”を題材に設計者からコンセプトや導入した「設計技術」を紹介いただく。あわせて、今回は、先の東日本大震災に鑑み、建築設備運営委員会の各小委員会から震災に関連した設計技術についての話題を提供いただき、広く「環境建築」を論じる主旨で、シンポジウムが開催されました。

 

プログラム 主旨説明:羽山広文(北海道大学)
①第1部「話題の環境建築に学ぶ」 司会:柳井 崇(日本設計)
1)事例-1:大林組技術研究所本館テクノステーションの省CO2への取り組み/ 伊藤 剛(大林組)
2)事例-2:栃木県庁舎の環境負荷低減手法と運用実績/竹部友久(日本設計)
3)事例-3:立川市庁舎(市民と共に創る次世代型庁舎)/石神哲史(山下設計)
4)事例-4:飯野ビルについて/左 勝旭(竹中工務店)
5)事例-5:ソニー株式会社 ソニーシティ大崎について/羽鳥達也(日建設計)
6)午前の部 総合討論/進行:石野久彌(首都大学東京)
②第2部「震災に学ぶ建築設備」 司会:郡 公子(宇都宮大学)
1)省エネ(ECO)+事業継続(BCP)/那須原 和良(清水建設)
2)信頼性工学の視点から/渡邊 均(東京理科大学)
3)節電照明で見直す、光環境/岩田利枝(東海大学)
4)この夏をどう過ごしたか/田辺新一(早稲田大学)
5)震災と拡張アメダスデータ/永村一雄(大阪市立大学)
6)電源設備の視点から/本多 敦(日建設計)
7)太陽熱利用設備の視点から/相曽 一浩(矢崎資源)
8)空調の視点から/下 正純(竹中工務店)
9)通信用建物の視点から/中北英孝(NTTファシリティーズ)
10)午後の部 総合討論/進行:宇田川光弘(工学院大学)
まとめ/羽山広文(前掲)